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【私は】聴覚障害者と会議【聖徳太子でない】

聴覚障害者本人やその周囲の人で仕事する上で真っ先に思い浮かぶのが、「会議」ってどうやるのか?だと思います。

これは聴覚障害者本人の障害の程度や出来る事でケースバイケースだと思います。なので、まず聴覚障害者本人が自分自身は何が出来て何が出来ないか(どんなサポートを欲しているか)を理解しないといけないと思っています。いわゆる「トリセツ」が必要かと。
例えば、私の場合だと唇の動き+その人の音(声)が分かればたいてい何を言っているのか理解出来ます。その2つの情報を用いて最終的に何を言ったのか、を理解しているため、どちらかが欠けていては理解が出来ません。
よって、唇が見えるように話してください(マスクする場合はズラして見えるようにする、とか)、大きくはっきり話してください、とお願いをします。
また会議も4~5人が限界なのでそのくらいの人数にして下さいと頼みます。
 
ですが、会議も盛り上がると、上記の状態がどんどん崩壊して会議についていけなくなります。ただ、そうはいっても会議内容がある程度は分かるので音声認識ソフトや筆談はしていないです(逆にそういうのがあると神経をそっちにも集中しないといけなくなって、疲れてしまう。これは大学時代の時に経験して合わないと判断しました)。そもそも、会議は話す内容が決まっているはずで何かしら結論に持っていく場だとすると「どんな話、どこの話をしてるのか」が決まっているはずなのに、そこから脱線して違う所にいくとついていけなくなります。そうなると、私は「あれ、今違う話をしている?」と考えひとまず耳を傾けて聞きます。やっぱり、どうも脱線していないか?いまこの話をしても着地しないんじゃないか?と思うと、何とかタイミングを見つけて間に入って、「今何の話をしていますか?」と聞きます。それで回答を貰ったうえで、今はなすことなのかな?と思ったら正直に「今、その話をすべきでしょうか?」と聞きます。多分、話の腰を折ることになるので人によってはいやかもしれない。が、そうやらないと私は会議中ずっと辛い状態になるので、ガシガシ聞いています。でないと、会議に出ている意味が無いと思う・・・。ずっと置き石のように黙っているならそもそもその人が会議に出る意義、意味が無いと思っています。
 
人が会話とかで「理解」するのは以下のようなステップだと思います。
①音的に何を言っているのか把握する
②そこから、どんな意味・意図なのかを理解する
健聴者はある程度難なく①が出来て②に入ることが出来るから羨ましいです。
 
健聴者の社会で生きる選択をしたので、仕方がないかなーと思いつつやはり悶々と考えてしまう。

 

 

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